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2015/11/09 (Mon)                  それはとても小さな心の種火
レルスさんが言ってたのはなんだったか。

嗚呼、そうだ──「難しく考えるから分からなくなる」。

確か、そんな事を言ってたっけ。

拍手[1回]



昨日の夜は、本当に一睡も出来なかった。

よく読む恋愛小説にあるような恋い焦がれる気持ちなのかと、
ベッドに入ってから読んでみたりもしたが、どうにも違うような気がする。

相手が”あの”アイニィさんだから?
グラットンシャークすら切り伏せ、レルスやシャーリーが強敵と断言する
「戦鬼」を相手に戦う事への恐怖……?

それも違う気がした。

別に恐くはない。
いや、多分骨の3、4本は旅立つ予感はしているが、そうじゃなくて。

所謂武者震い?
強敵を前に自身の腕を揮うことができる喜び?

それもない、と思う。
武者を自負するほど自身は研鑽を積んだ訳でもないだろう。

なんだろ、考えすぎなんだろうか……。


というか、随分と前に一度こんな気持ちを抱いた事があったような。

「……なんでしたっけ、多分、リリーネが生まれるより前の…。」

自身の7つ離れた妹が生まれるよりも前、いや、生まれてすぐ……?

記憶の糸を手繰る。
リリーネが生まれた頃は自分は7つだったか。
新しく生まれる命にかかりっきりの家族たちに、
母は当然だし、父は忙しい仕事の合間を縫って母の元へ通っていた。
兄たちはそんな父の仕事を手伝って忙殺状態、
幼い自分は嫉妬心を燃やしていたっけ。

かといって反抗期のようなこともせず、
不機嫌そうな顔で習い事に行ってた。

……あぁ、そうだ。
確かそのときおじい様が、

「のぅリイネちゃんや、ワシと冒険せんか?」

「……ぼうけん?」

思い出した。
おじい様が習い事に向かう途中の私を連れだして、
突然そんな事を言いだしたのだ。

有無を言わさず私を背中に乗せ、
故郷の街から離れた山林へと繰り出した。

夕方に飛び立ち、狼の群れを薙ぎ払い、一角にある不思議な泉へと連れてきてくれた。

今考えたら7歳の女の子を連れてクエストに出るとか正気の沙汰ではないと思うが、
そのとき私は──

「ワクワク、だ。」

なんだそんな簡単な話か。

言葉にしたらすんなりと胸の中へと落ちてきた。

別段守るものを賭けた決死の戦いでも、

命を狙われる必死の戦いでもない。

己自身の全力を、ただ相手へとぶつけられる。

その手段を、機会を得たことが。

嬉しくて、楽しい。


それが竜の血に起因する闘争本能だとか、
彼女の心臓に由来するとある理由だったりもするが、
まぁそれは置いておく。

──今はただ。

──この心臓-ハート-につけてくれた火-ワクワク-を。

──絶やさず燃やすのみ。
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